はじめましてコンピュータ、どんなことができるだろう

大人も子どももテクノロジーとクリエイティブをたのしく考える。
カマクラビットは、鎌倉市民のコンピュータおじちゃんたちが中心となって開催する体験型ワークショップです。実験工房「ファブラボ鎌倉」のスペースで、はじめてのプログラミング。親子で遊びに来てくださいね。

親子で取り組む、地域での学び。知識を継いで一緒に考える

「何ができるの?」から「こんなこともできるかも」へ。子どもは直感的に、大人は理解しながら、ものづくり・プログラミングの世界にのめり込んでいきます。前知識ゼロから親子で体感しながら学ぶことができます。

身の回りのほとんどの電化製品、自動車、社会システムを動かしているのは指先ほどの大きさのマイコンです。 このマイコンを搭載した小さなモジュールを使って色々な物を動かしたり、周囲の環境を測定したりすることにより身近なフィジカルコンピューティングの世界に触れます。

教材は、イギリスで実績があり、昨年から日本でも販売されたマイクロビットを採用。ファブラボで作成したカスタムパーツと組み合わせて応用をきかせていきます。

基本的なパソコンの操作や、要所要所に出てくる英語ワードや、算数の基礎知識は、お父さんお母さんにもフォローいただきます。子どもがどのあたりがわからないのか、どんなことができるのかを大人が把握し、親も一緒に取り組んでいきます。未来について実践的に考えていきましょう。

学びも人生も長く楽しく。「これってなにができるの?どうやるの?」を大切に。「なんだろうねぇ」を丁寧に。親子のみなさんと、プログラミング・ものづくり教育を考えるおじちゃんたち。地域や世代をつなぐ、つくる機会となればわたし達は嬉しく思います。「はじめまして」から、はじめてのプログラム、はじめてのロボット。あんなこともできるかな?こんなのもできるの?そう思えたら、たくさんのことが、もうひろがっています。

保護者の皆さまへ。プログラミング教育とは

子供たちが、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくためには、コンピュータの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージし、意図する処理がどのようにすればコンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることができるのかを考えることが重要になります。

そのためには、自分が意図する一連の動作を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した動作に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になります。

こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミングや情報技術の在り方がどのように変化していっても、普遍的に求められる力であると考えられます。

自身も学び続ける市民でありたい。これからの地域のSTEM+A*

私たちは鎌倉市在住のコンピュータおじちゃんたちを発起人とする有志のチームです。地域での学習に興味のある講師、サポーター、見学、いずれも歓迎しています。観察力、造形力、発想力、編集力、コミュニケーション力…。カマクラビットラボは、問題提起と解決の道筋を大切にします。教える側にとっても全世代交流型の生涯学習の場です。

定期的な教室開催、実践的なプログラミング教育の環境研究や、AI、フィジカルコンピューティングなど最新のテクノロジー状況と地域との関係や可能性についても、幅広く考え、かたちにする場を推進します。市民発で情報交換の行える場をつくっていきましょう。

* STEM+A(STEAM): Science(科学)+Technology(技術)+Engineering(工学)+Mathematics(数学) にArts(芸術)を加えたもの

講師陣はものづくり・プログラミングの世界で生涯学習として取り組んでいる「コンピュータおじちゃん」たち

カマクラビットラボ LLP
有限責任事業組合カマクラビットラボ(英名:Kamakura:bit Labo LLP)は親子向けのものづくり・プログラミング講座を定期的に開講しています。

代表・ビットラボマスター 山本 修(やまもと・おさむ)

1952生まれ、鎌倉在住。マイコンエンジニア。ファブラボ鎌倉を運営する一般社団法人国際STEM学習協会理事。自身の開発した4足歩行ロボシリーズが総務省のプロジェクトに採用され、山口県、鳥取県の小学校で「ものづくりプログラミング教室」を実施。今回有志と本講座を立ち上げる。「やまもん」の愛称で子供たちに親しまれている。

杉光 史朗 (すぎみつ・しろう)

1957年生まれ、鎌倉市在住。JavaScript大好きサンデープログラマー。地域貢献型サイトを多く手掛けている。鎌倉史跡マップ、鎌倉なびマップ、5374.jpなどを構築。プログラムでモノが動く楽しさを伝えていきます。

秋山 健太郎(あきやま・けんたろう)

1949年生まれ、鎌倉市在住。アパレルメーカーでシステム開発に携わる。フリーのSEを経て、ソフトウェアの受託会社を立ち上げるもIT不況により「あ痛てっ!」企業に。近年地域の子供たちにプログラミングを教えており、活動への共感から、カマクラビットラボに参加。

二藤部 知哉(にとうべ・ともや)

1975年生まれ、鎌倉市在住。大手企業のサイト設計・ディレクションが本職。鎌倉では地域活動を支えるための情報発信をプロボノとして行っている。活動自体にも参加しながらつくる「地ウェブびと」。カマクラビットラボでも、広報・編集・デザイン・サイト構築を担当。

岩田 雅人(いわた・まさと)

1989年生まれ、横浜市在住。理工学部を卒業後、海外の半導体や液晶等の工場自動化に従事。大学4年間の塾講師経験を通じて、いつか子供達へ学校では学べない創造性溢れるモノ作りの楽しさを広めたいとの思いが強くなり、カマクラビットラボの一員として活動を開始。

志磨 雅則(しま・まさのり)

1974年生まれ。鎌倉市在住。ゲーム会社勤務のエンジニア。2児の父。町内会の役員になったことがきっかけで地域貢献に興味を持ち、プログラミング知識を生かせる場を探していたところ知人の紹介でカマクラビットラボに出会う。現在の野望は自作インディゲームのリリース。今も子育ての傍らUnityを触っている。

江崎 健司(えさき・けんじ)

1985年生まれ、鎌倉市在住。工学部を卒業後、検索エンジンやマーケティングの研究開発に従事。2016年からVRの開発やサービス立ち上げに関わり、仕事で学んだ技術をアートや教育への応用を探索する活動をARCとして仕事とは別にプライベートで開始。ARCで子供向けに未来美術部というスペースを三年運営していたが、2018年移住した地元でも活動したいとの思いが強くなり、カマクラビットラボの一員として活動を開始。